カトマンズに到着した翌朝、表面に土の色が付着した水晶を、ガイドさんと一緒にホテルの部屋にある歯ブラシで磨きました。
ただの水道水と歯ブラシで磨くだけなのですが、表面に付着していた茶色い膜がどんどん剥がれて行き、透明な水晶が顔を出して来ました。
磨けば磨くほど、どんどん綺麗になる水晶に、僕もガイドさんも心が踊り、二人とも満面の笑みを浮かべていました^^
カトマンズに到着
途中、ドライバーさんのお母さんを乗せ、車中は5人に増えました。
そして走ること数時間。
Nikanthaという所で、学校に通うため、女の子が降りて行きました。
そして、カトマンズ方面へ向かいまた数時間走ったところで、屋台のようなお店が数店あるところで車が止まりました。
ネパール旅行者向けの値段が高い^^;
ここでトイレ休憩や、夜ご飯を軽く食べようということになり、ガイドさんと僕は、屋台のようなお店に入りました。
「小濱さんはどれが食べたい?」と聞かれたので、エビの揚げたやつにスパイスをまぶしたやつと、ジャガイモをチリソースで炒めたものを頼みました。
ガイドさんも2品頼み、合計4品を2人で食べました。
そこにお店の女将さん的な人がガイドさんに「この人は旅行者かい?どこの国の人?」みたいな感じで聞いてたので、「なんちゃらかんちゃらジャパンなんちゃらかんちゃら」みたいな感じで答えていました。
すると、女将さんは僕に向かって笑顔を向けてくれました。
ただ、その笑顔がどうしても「ニヤリ」的な笑顔だったのが気になったのですが、お会計をする時にガイドさんが女将さんに「いくらだい?」と聞いたところ「なんちゃらかんちゃら」と女将さんが答えた瞬間、ガイドさんが「なんちゃらかんちゃら?!?!(゜o゜;」みたいな感じでビックリした顔をしていました。
僕が、どうしたんですか?と聞くと、「1000ルピーだってさ(@_@😉」と。
Borangや途中で食べたモモは、100ルピー~250ルピーでした。
この質素な4品が、今まで食べた値段の4倍するとは。。^^;
事前情報で、
「ネパールでは、ネパール人どうしは分け与えたり、地元民価格があるらしいが、旅行者からは多くお金を取る。特に日本人は裕福なイメージがありお人好しのため、割高で伝えられることも多々ある」
ことを知っていました。
これまではガイドさんがいてくれることで、かなり格安なお値段で食べることができたのですが、このお店は日本人旅行者価格でした^^;
渋滞に巻き込まれながらもカトマンズに戻ってきた
行きがけもそうだったのですが、カトマンズ周辺の道はだいたい渋滞します。
帰りも21時くらいだったのですが、かなり長い渋滞に巻き込まれました。
そして、ようやくカトマンズに到着。
まず、ドライバーさんの家に行き、ドライバーさんのお母さんを降ろして、それから僕をホテルまで送り届けてくれました。
ガイドさんが「ドライバーさんにチップを渡してあげてよ。かなり良い運転だったから、チップはずんであげてね。」と僕に伝えてくれました。
事前情報として、
- 市内観光ガイドで500~700ルピー
- トレッキングガイドで400~500ルピー
- ポーターで200~300ルピー
くらいが最低ラインという情報を見ていました。
およそ3日間。
多分最低で2000ルピーくらいかな?と思ったのですが、倍以上渡した方が良さそうな感じがしたので、5,000をドライバーさんに渡しました。
ドライバーさんは「Thank you」と言い、帰って行きました。
ガイドさんとの契約は、4日なのであともう一日あります。
ガイドさんが「僕はきちんと最後まで仕事するよ。明日ホテルに来て、水晶を洗ってパッキングするのを手伝うから、何時に来たらいい?」と聞いてくれました。
僕は、「では10時でお願いします。」と答え、ガイドさんは歩いて家に帰って行きました。
ホテルの部屋に入ったのは24時を過ぎ、25時になろうとしていました。
シャワーを浴び、ベッドに横になり、その日を終えることになりました。
泥だらけの水晶を洗う楽しさ
翌日、10時にガイドさんが来ました。
そして、袋に入った表面が土で汚れた水晶を洗うために、僕の部屋に来てくれました。
ちなみにその水晶が入った袋がこれ↓
ホテルのマネージャーさんが、「屋上に水洗い場があるから、そこで水晶を洗っていいよ」ということでしたので、ガイドさんと二人でこれらの水晶を屋上に持って行きました。
バケツがあったので、その中に水を溜め、土が付着した水晶を入れました。
案の定、水は一瞬で泥水になりましたが、その水の中にある水晶を、一つひとつ歯ブラシ(ホテルの部屋にあったもの)で磨いていきました。
すると、磨けば磨くほど、表面に付着していた茶色い膜が落ちていき、透明感のある水晶が顔を出してきました!
僕は思わず「うっほー!すごい綺麗!」と心の声が口に出ていました。
するとガイドさんも、「すごい綺麗になるねー!すごいすごい!」と、大人の男2人で水晶を洗いながら満面の笑みがこぼれていました^^
磨けは磨くほど透明感が見えてくる。
水晶を洗うことが、これほど楽しいとは思っていませんでした。
「もっともっと泥だらけの水晶を洗いたい」
そう思い、ガイドさんに「次回ティプリンの石を送る時には、洗わずに送ってくださって大丈夫ですよ^^ 僕が洗いますので☆」と伝えました。
ちなみに洗った水晶がこれ↓
ビックリするほど高い輸送料
水晶を送るためには、書類が必要らしく、「その書類が無いと水晶を送ってはいけない」という決まりがあるようで、カトマンズにある役所的なところにガイドさんと行きました。
すると、その書類は一般人には簡単に発行してくれないらしく、CARGOという業者がその手続きをおこなってくれるということがわかりました。
ホテルのマネージャーさんにその事を伝えると「うちに宿泊する仕入れ業者は、みんなCARGOというサービスで日本まで送っていますよ」とのこと。
なので、ホテルのマネージャーさんにCARGOの業者に連絡を取ってもらいました。
CARGOの人が来て、重量を測ったところ15キロでした。
そして、CARGOの人が値段を提示してビックリ!!
82,000ルピー!
石を譲ってもらった値段よりも輸送費の方が高かったのです^^;
「石を仕入れる代金、石をカトマンズまで運ぶ運賃、そしてこの輸送代、、これを毎回支払うのはけっこうキツイな~」と思いました。
ですが、その翌日、その輸送費に対して救いの手をのべてくれる人と出会うことになりました。
その話は、また今度^^
次回へ続く。
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