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子供にスピリチュアルと関わらせる危険性/生き方を教える大事な時期と親の責任

子供は、見えないものが見えたりすることがあります。

そしてごく稀に、親が子供に対してスピリチュアルの世界に入れようとする光景を見ます。

ですが、子供が自立するまでは、子供にスピリチュアルと関わらせることはやめておいた方が良いと思います。

それはなぜなのでしょうか?私や私のスピ友達の実体験を含めて、私なりの考えを書いてみましたので参考にされてください。

子供とスピリチュアル

子供の時期は、本当に色んなものに敏感な時期です。

小さい子供は、見えない存在が見えることがあると言います。(私の知り合いの子供み見えていた時期があります)

ですが、子供にスピリチュアルを関わらせる時、裏にある危険性も見ておかなければいけません。

なぜなら、子供をスピリチュアルと関わらせることで、おかしな子供に育ってしまう危険性があるからです。

 

親は子供の才能を喜び、子供は親から褒められると喜ぶ

親は、自分には見えないものを子供が見ていると、

「私の子供はすごい能力があるのでは?!」

と思ってしまいます。

 

すると、親は子供の才能を嬉しく思い、心から子供を褒めます。

すると、自分の親から心底褒められたということで、子供は喜び、また褒められたいがために見えないものを見たことを親に伝えます。

すると、また親に褒められます。

実はこの循環に、危険性が潜んでいるのです。

 

親から褒められたいから頑張るということは、決して悪いことではありません。

ですが、ことスピリチュアルに関しては、見えない世界のことを口に出すだけで、親を喜ばせることができます。

しかも、見えない世界での出来事なので、親は「本当にそうなのか?」ということを確認できません。

つまり、人をビックリさせたり、自分に興味を惹かせるために、嘘をつく子に育ってしまう危険性があるのです。

 

「自分は特別な存在なんだ」と勘違いしてしまう

スピリチュアルをやっていて、見えないところを見抜いたり、エネルギーを色々動かせるようになると、大人でも勘違いしてしまう事があります。

冗談ではなく、本当にそう思ってしまうのです。

たかだか、リーディングやエネルギーを動かせるようになっただけで。

 

勘違いした人の言葉を聞いて、とてもおかしいと感じますよね?

ですが、これを本気で思う大人もいるのが事実です。

 

大人でさえそうなのに、純粋な子供の時期に、見えない存在が見えるといったような体験をして、それをまわりにいうことで「すごいね!」となってしまうと、大人以上に勘違いをしてしまいます。

そこが本当に危険なのです。

 

私のスピ友達の姉妹の子供も、ある時期まではすごく見える子でした。

など、かなりリアルに見えていたようで、それをまわりにも言う子だったそうです。

しかも、スピ友達も、その妹さんも、その子供が何が見えているのかもわかっていました。

 

ですが、私のスピ友達や、その妹さんが取った言動がすごいな~と思ったのは、

と子供に言い聞かせたことです。

子供の時期にスピリチュアルにのめり込むのは、健全ではありません。

それをしっかり理解しているこそ、子供に言い聞かすことができたのだと思います。

 

それからは、あまり見えない存在に興味を示したり、幽霊などのことを口に出すことがなくなり、

今は元気いっぱいで、勉強も運動も部活も楽しみ、ジャニーズが大好きな子供に育っているそうです(笑)

 

親の悩みは子供の悩みではない

これは、私の実体験です。

私の母は、昔からとあるお寺に通っており、お坊さんから霊視をしてもらい家にある問題事を解決してもらったりしていました。

私の実家は、とても波動が低い場所にあり、むかし戦で亡くなったお侍さんの幽霊がウヨウヨいる場所という霊視の結果が出ていたため、家庭の中にさまざまな災いが起こっていました。

その災いをどうにかするために、私の母親はお寺に通って、お坊さんに色々と霊視をしてもらっていました。

 

そしてもちろん、私もそのお寺に一緒に連れて行かれていました。

小学校の頃から高校受験の時まで、けっこう長く行っていました。

 

お寺に連れて行かれていたそんなある日、ふと思ったことがあります。

「なぜお母さんのために、自分がここに通わなければいけないんだ??」

という思いです。

 

そのお寺まで車で40分くらいかけて行くのですが、私はその日、

「お寺には行かない!車からは降りない!」

と反抗しました。

そして、「いっそのこと、自分で帰ってやる!」と思い、当時小学生だった私は、車で40分かけて来た道を、4~5時間ほどかけて歩いて帰りました。

 

大人になって、よくよく考えてわかったことですが、子供の頃の私は、何かに悩んではいませんでした。

そう、悩んでいたのは親の方だったのです。

つまり、親が抱えている悩みで、子供をむりやりスピリチュアルの世界に引っ張りこんでいる状況だったんですね。

 

親が抱えている悩みは、イコール子供が抱えている悩みではありません。

親のエゴで、スピリチュアルの視点で何かの悩み事を解決したいのかもしれませんが、子供は本当にそれを望んでいるのでしょうか?

スピリチュアルを重要視して見えないものをみようとしているのにも関わらず、我が子の気持ちが見えなくなっていませんか?

スピリチュアルに子供を引っ張りこむことに関して、こういった危険性もあります。

 

中途半端にスピリチュアルな環境で育った高校生

私のスピ友達の知り合いに、親がスピリチュアルをやっていて、その影響がモロに子供に出てしまっているパターンの家庭があります。

子供は二人いて、上の子は高校生、下の子は中学生です。

 

その父親は、小さい頃から、子供の体が元気が出なくなると、レイキヒーリングをしてあげていたそうです。

レイキヒーリングをすると、その子は元気になったということ。

ですが、それで育ってしまったことで、生活の中で自然とおこなうエネルギー調整をできなくなったのです。

人は、体力が落ちたら、自分で回復するように、少し休んだり、食べ物を調整することで、自然と元気になって行きます。

ですが、その子は、親のレイキでしか元気になれないため、頻繁に体調不良になり「お父さ~ん、エネルギー入れて~」と言ってくるそうです。

 

そして、もう一人の子は、エネルギーにとても敏感で、人とあまり話すことがでず、精神も不安定。

突然親に対して発狂したりすることもあるそうなのです。

そのため、中学に通っている途中で登校拒否になってしまったとのことでした。

しかも、その子の母親は、小さい頃から、身体に良いものばかりを選んで、健康的なものしか口にさせていなかったため、家で作られた食べ物以外を口にすると、嘔吐や下痢を引き起こすということでした。

この子の母親は

「もう少し毒を食べさせて免疫を付けさせて、どこでも生活できるようにしてあげるべきだったわ…。」

と反省しているようです。

 

この話は、危険性があるというよりも、かなり良くない実例だと思います。

親が「子供のために」としてあげていたことが、実は全て裏目に出ていますよね。

「子供にためにやってあげていること」が、実は親のエゴで、子供をこんなふうにしてしまったのです。

 

生き方のノウハウを教える大事な時期

子供の時期というのは、本当に大事な時期です。

だいたい18歳になったら、一人暮らしをして自立してもおかしくない年頃ですよね。

つまり、18歳までに、

これらのような、生きるために必要なノウハウを我が子に教育していかないと、かなり世の中に出て生きづらくなってしまう可能性があります。

 

スピリチュアルさえやっていれば人生が楽に生きられるならば、それを幼少期から英才教育するべきでしょう。

ですが、私たちは衣食住をしなければ生きていけません。

なので、まず、生きるための知識や経験などの土台を作り、そしてできるだけ余計な苦労をしないようにちょっとしたテクニックを身につけて行く方が、断然この世の中で生きやすいのです。

 

子供に起こる約9割の問題が、実は親の責任

「人は自分の写し鏡」という言葉があります。

誰かと接していて、その相手に何か嫌な感情が湧き上がった時、自分の中に何か原因があるから、それが感情となって現れるのです。

そこで、自分が変わると、その時に感じていた感情が不思議と湧き上がらなくなります。

この理屈は、スピリチュアルをやっている人ならば、何となく理解して頂けるかと思います。

 

ですが、人と人ならばこれで理解できるところ、なぜか我が子に対しては同じと思えないところが親の感覚の中にありますよね。

理由は、なぜでしょうか?

確かに、人生経験でいうと親の方が上です。

ですが、子供にも自由意思があります。

 

親が子供に抱く不安を少しでも軽減しようと、スピリチュアルを使用するのは良いかもしれませんが、子供は、あなたではないのです。

確かに、子供を守る責任が親にはあるので、絶対的に守り抜かなければなりません。

ですが、子供には、子供の自由な人生を選べる権利もあります。

それを親という力を使って押さえ込もうとすることで、子供は歪んでしまうのです。

歪んでしまった子供は、また親に迷惑や負担をかけ、親の悩みの種になります。

 

上でも書いたとおり、「人は自分の写し鏡」なんですね。

子供に起こる問題の9割の原因は、実は親が引き起こしているのです。

 

もしスピリチュアルをやるのであれば、子供に原因を持っていくのではなく、

という考えになり、「自分が変わる」というのが正解だと、私は思います。

 

スピリチュアルの世界に入るのは大人になってからでも遅くない

私も子供の頃、見えないものが見えることに憧れた時期があります。

親にお寺に連れて行かれることは、本当に苦痛でしたが、

「見えないことがわかるようになるとどんなに人生楽をできるだろう」

と思っていました。

 

だってそれができるようになると、テストなんて、透視能力でいつでも100点じゃないですか(笑)

人の心だって読み放題♪

ですが、運良く、子供の頃にその能力が鍛える環境にはいませんでした。

 

大人になって、自分で稼いだお金で学び初め、常識と非常識の差を踏まえた上でその能力を使うようになると、やはり、

「スピリチュアルの能力というものは、子供の頃に思い描いていたようなものではなかったんだな…」

と、しみじみ感じます。

 

スピリチュアルの能力は、人生を良くするための1つの手段。

使い方を間違えてしまうと、誰かを傷つける凶器にもなるし、逆に自分の心も傷ついてしまうこともあります。

つまり、子供の時期には、手に余るシロモノということです。

 

子供の時期は、しっかり大人になるための準備をし、生きるためのノウハウをできるだけたくさん学ぶ方がおすすめです。

そして、自分で人生を歩いていて本当に困ったら、スピリチュアルの能力を訓練して、その手段を使えば良いだけなんですね^^

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