帰りの道中、初めてネパールのお酒を飲みました。
それと同時に、車に一緒に乗り合わせたTiplingの民家の妹さんと、初めて会話を試みてみました。
その時、Tipling村やガネーシュヒマールが僕を歓迎してくれているような気持ちになり、「もっと深くTiplingの人たちと繋がりたい」という気持ちが芽生えて来ました。
車に乗り込み、いざカトマンズへ
ポーターさんとお別れし、荷物を車に積み込み、みんな車に乗り込みます。
ドライバーさんが、「さてカトマンズに帰るぞー♪」という感じで「Kathmandu~♪」と軽快に口走ったのを覚えています^^
30分くらい車でガタゴト悪路を走ったところで、行きがけに宿泊したBorangの宿に到着しました。
時間も12時前だったので、ガイドさんが「ここでお昼ごはんにしよう」ということで、みんなでお昼ごはんを食べることにしました。
ネパール人が素手でご飯を食べる姿
行きがけはガイドさんもスプーンを使ってご飯を食べていたのですが、ここではドライバーさん、民家の妹さん、ガイドさん、3人とも素手でダルバートを食べていました。
スプーンを使っていたのは僕だけです。
ですが、出てきたダルバートを食べていると、なんとなく、素手で食べる方が食べやすそうだということに気づきました。
なぜか?というと、ダルバートのご飯は、炊きたてではないため、少しほぐしながら食べないといけません。
ダルというお豆のスープをかけても、なかなかほぐれません。
しかも今回のダルバートは、水牛のお肉も入っており、かなり骨が多めです。
ですが、素手で食べている3人は、スープとご飯を上手に右手でモミモミしながらご飯をほぐして食べています。
骨が多めの水牛も、骨を上手に手で抜きながら食べています。
僕はスプーンなので、ほぐすのも時間がかかるし、口の中に入った水牛の骨もすごく多いため、スプーンをいちいち置いて骨を抜きます。
しかも、民家の妹さんはスプーンで食べる僕を珍しそうな目で見ていました^^;
「これならいっそうのこと、素手で食べちゃおうか」とも思ったのですが、そこはあえて最後までスプーンを貫き通しました。
次回ティプリンに来る時には、素手で食べてみたいです!
ちなみに、ここで食べるダルバートは240ルピー(240円くらい)です。
ネパールのバナナと、ネパールの焼酎
途中16時くらい、ドライバーさんのお母さんを一緒にKathmanduまで乗せるためお母さんを迎えに行くということで、僕と、民家の妹さんと、ガイドさんをお茶ができるお店におろして、ドライバーさんはお母さんを迎えに行きました。
ガイドさんが、「何か飲む?」と僕と民家の妹さんに聞いたので、コーラが飲みたいと思い、「コーラにしますと伝えたところ」、民家の妹さんもコーラにされたようでした。
そして、ガイドさんが「ネパールはバナナも美味しいんだよ。食べてみる?」と聞かれたので、「ぜひ食べてみたいです!」と伝えました。
確かに、車に乗っていると、ところどころにバナナ畑がありました。
どんな味なんだろう?と思い食べてみると、日本で食べるバナナよりも、若干野性味を感じました。
少しだけ渋みがあり、甘すぎません。
フレッシュな感じがしました。
バナナを食べたところで、ガイドさんが「小濱さんは、お酒飲む?」と聞かれたので、「はい!お酒大好きです!」と答えました。
ガイドさんが「じゃあ、飲ませてあげるよ」と言い、店員さんにお酒を注文しました。
出てきたお酒は、焼酎グラスのようなコップに入って出て来ました。
氷は入っていません。
おそるおそる、一口飲んでみて、ピンと来たのでガイドさんにこう伝えました。
「このお酒ってすごい飲みやすいです。日本で言うところの焼酎です!僕、いつも蒸留酒を飲んでいるので、すごく親しみがあります!」
ガイドさんが「そう、日本ではこのお酒を焼酎って言うらしいね^^」とのこと。
民家の妹さんが、興味深そうに僕とガイドさんとのやりとりを見ていたので、ガイドさんが冗談で「君も飲んでみるかい?」的なことを伝えたら、苦笑いをして「私は大丈夫」と言ったような感じがしました(笑)
民家の妹さんと会話してみた
お酒も入り、いい気分になったところで、車に乗り合わせた民家の妹さんに中学校1年生が習うであろうフレーズ「How old are you?」と英語で聞いてみました。
すると、その子は僕が何と言っているのかわからなかったらしく、ガイドさんの方向を見ました。
するとガイドさんが、ネパールなまりで「ハウオールドアーユー?」と聞いたところ、それもわからず、ガイドさんがネパール語で「歳いくつ?って聞いてるよ」と伝えてくれました。
すると、その子は「Fifteen」と答えました。
なんと、その子は中学生で、そのため村から11時間もかけて学校に短期で勉強をしに行くということでした。
Tiplingの人たちともっと深く繋がりたいと思った経緯
その子に、なぜTiplingに行ったのかを伝えたいと思い、「私はずっとティプリンに憧れていました。」という言葉をGoogle翻訳で英語に訳して「I’ve always longed for Tipling.」という文章を見せました。
すると、やはりこの英語の文章もわからなかったのか、ガイドさんを見ていました。
僕がガイドさんに、「これを伝えたかったんです。」と、文章を見せました。
するとガイドさんが女の子にネパール語で何かを伝えました。
すると、それに女の子も身振り手振りで何かをガイドさんに伝えています。
そしてガイドさんが
「『そんなにTiplingが好きなら、私んちの前の畑に家を建てて住めばいいじゃない。私がお父さんに言えばきっと許してくれるよ。』って言ってるよ。」
と僕に伝えてくれました。
なんとまあ、嬉しいこと!
Tipling村やガネーシュヒマールが僕を歓迎してくれているようで、本当に嬉しく驚きました。
それとともに、「Tiplingの人たちと、もっと深く繋がりたい。ファミリーのような関係になりたい。」という気持ちが芽生えてきました。
ネパール人のOKのサインは頭を横に振る
そういえば、その女の子と会話している最中、何回か頭をゆっくり横に振られたことがありました。
日本だと、頭を横に振るのは「いいえ」のサイン。
だからか、「うーん、なかなか伝わらないな~」と悩んで、別の言い方で伝えていたのですが、それでも頭を横に振っていました。
で、それがどうしても気になったので、カトマンズに戻ってからネットで調べてみたところ、「ネパール人は、OKの時は頭を横に振る」と書いてありました。
つまり、僕は「伝わらないな~」と思っていたのですが、すべて「OK、OKよ」の意味だったのです。
文化が違うと、概念がまったく違いますね。
次にティプリンに行く前に、今回うまくいかなかったことを全部クリアにしてからティプリンに行きたいと思います^^
次回へつづく。