先日、ご結婚されて間もない女性の方に対してセッションをおこないました。
その女性は、自分の中に別の人格があり、その多重人格的な症状が結婚生活に支障をきたしているとのことでした。
多重人格的なものが作られる原因は何なのでしょうか?中に別人格を作ってしまう人の特徴とは??
実際には無いものをあるものとして作り上げてしまうことと、エネルギーワークとは、深い関係性があるのです。
多重人格とは
人間は時に、自分の中に別人格を作ってしまいます。
それがいわゆる、多重人格と呼ばれているものだと思います。
インナーチャイルドと似てはいますが、インナーチャイルドとは違った形で人生に影響してきます。
多重人格で有名なのは、ビリー・ミリガン。
幼少期の頃、両親の虐待により、いくつもの人格を自分の中に作ってしまった犯罪者です。
今回のお話は、自分の中に別の人格があり、その方から「どうにかしたい」という相談を受け、その方の別の人格が無くなるまでを体験した記事になります。
自分の中に人格を作ってしまった方
その方は女性です。
性格は、楽観的で、行動力がありとても強く、テキパキされています。
収入もある一定のところを超えた経験もされており、マンション経営もされていてお金の面でも不自由がない方です。
- 「私は自由が好き」
- 「私は結婚はする必要ないように全て準備してきた」
- 「負けを認めない」
- 「支配してくるものには絶対に屈しない!徹底的に戦ってやる!」
というような性格で生きて来られました。
ですが、そんな方でも、幼少期や大人になるにつれて、どうにかしたい思いやどうにも出来ない思いから、自分の中に別の人格を作ってしまったようなのです。
どうにもならない思いが中に人格を作り上げる原因になってしまう
結論からお話しますが、その方の中には3人の人格がありました。
- 向かって来るものには絶対に屈しない、武器を持って戦う勇者のような人格。
- 自由が大好き、スイーツが大好き、交渉上手で、幼い天真爛漫な子供のような人格。
- とても頑固で自分を曲げない女性。防御や回避の能力、根回しや計画が上手な人格。
この3人の人格です。
この3人の人格は、別々の時期に作られたようでした。
その女性は、小さい頃からとてもひどいいじめにあっておられ、自分を守る一心で「戦わなければ私はダメになる!」と思った時があったようで、その時に1人作られたようです。
あとの二人は、多分大人になってからだと思います。
女性1人で自由に強く生きて行く上で必要だったのでしょう。
結婚を期に、別人格と対立する症状が出てきた…
その方は、最近ご結婚されたようです。
- 性格も合う
- 趣味も合う
その旦那さんとは、申し分ないくらい仲が良いのですが、ところどころでその女性の心の中に
「私は今まで一人でもいいように生きてきたから、別に旦那さんがいなくても平気…」
「私の言うことが正しい!相手が旦那さんでも私の意見を貫き通したい!」
という感情が湧き上がってきて、自分の中(今までの自分)と、自分(これからの自分)が対立してしまうということでした。
「このままでは結婚が上手くいかなくなってしまう可能性がある…」というご相談でしたので、対面セッションをおこないました。
【セッション開始】人格は、自分の中に居続けようとする
セッションを開始し初めてすぐ、女性の方はこう言われました。
私の中の誰かが、何か言っている。。
何人かいて、ヒソヒソ話しをしている。
その方のセッションを進めて行くうちに、中の人格が主張し始めました。
私は私!
私はずっとここにいたいの!
なぜ私がいることを否定するの?
私は上手くやって行くから、私はここにいても良いでしょ!
私はずっと自由でいたいの!!
女性の中の人格は、そう私に言ってきました。
ですが、この人格はある意味エネルギー体であり、この女性の未来にはふさわしくありません。
そして、この女性自身が、この人格をどうにかしたいと思っています。
そして、旦那さんもその女性を愛しています。
だから私は、旦那さんの愛のエネルギー強さ、愛の深さを、エネルギー的にその人格に伝えることにしました。
これは旦那さんの愛です。
この愛を受け入れてごらんなさい。
この愛の深さを認めてみてごらんなさい。
あなたは、旦那さんの愛の深さの前では何を抵抗することもないはずです。
あなたは、もう戦う必要もなければ、自分を守る必要もない。
旦那さんがあなたを守ってくれます。
だから、もうあなたは自分を守る楯も鉾も必要ないのです。
もう、この体を手放しなさい。
そう伝えました。
最初は、中の人格がすごく抵抗されていましたが、徐々に徐々に、その人格は眠りにつきました。
(あまり詳しく書くと、生々しい内容も出てくるため、だいぶ端折らせて頂きました。)
セッションにより別人格(多重人格?)が無くなったあと
人格が無くなったあと、その女性とこういう会話をしました。
ずっと仲良しで、一緒に生きてきたので、なんだかちょっと寂しい気がします。。私の中にいた人格達は死んだのでしょうか。
大丈夫です。死んだのではありません。
眠りについただけです。永遠の眠りです。
土に還ったという表現でも良いのかもしれません。
もともと無かったものが、あなたの思いによって生まれ、それがただ無に還っただけなんです。
その女性は、そのセッションのあと、もう別人格が表に出てくることもなく、毎日旦那さんと喧嘩もせず仲の良い毎日を送っているようです。
多重人格的なものが作られる原因と特徴
多重人格的なものが作られるきっかけは、意外とシンプルです。
原因はさまざまですが、危機的状況、切迫した状況で「私はこういう人間になってこの状況をどうにか切り抜けたい!」という強い思いがあるだけで、自分の中に別の人格が出来上がります。
そして、多重人格のようなものを自分の内側に作ってしまう人の特徴は、思いの力が強い人。
思いの力が強い人は、見えないところのエネルギーを簡単に変えてしまえます。
だから、自分の過去を書き換えることの逆をやってしまえるのです。
別人格を作るのはエネルギーワークと紙一重
私がおこなうエネルギーワークセミナーでは、自分自身の過去を書き換えることもやります。
いわゆる、自分の中の
- ブロック
- トラウマ
- インナーチャイルド
などを一つずつ見つけて、自分の過去を書き換えていきます。
そうすることで、実際にあった過去の心の傷を無かったことに書き換えることができるのです。
別人格や多重人格のようなものを作る時は、その逆。
実際には無いものを、実際に有るかのようにエネルギーとして自分の中に作り上げます。
人間は、無いものを有るように作り上げるのが得意な生き物
下記の記事でも書いていますが、実際には無いものをエネルギー的に作り上げるのは、実は人間が一番得意としているものでもあります。
日本では、昔から
- 天国にはお釈迦様がいるとか、観世音菩薩様がいる
- 地獄には閻魔様がいて鬼がわんさかいて、血の池地獄がある
と言われていますが、これは仏教系だけの出来事です。
でも、エネルギーとして信じていれば、実際にあるのかもしれません。
そして、日本は、古来から念力の強い陰陽師や法師がいて、式神という鬼の類を使っていたということも言われていますが、エネルギーとして作ろうと思えば作れないこともないでしょう。
そういう人達がそういうエネルギーを作ってきたので、実際に今もそういう者たちが日本のあちこちでうごめいていて、後の日本にまで影響を及ぼすことでしょう。
どういう波動でどういう思いを作り上げるかが重要
多重人格的なものや、生霊やコードなど、苦しい状況で作ったエネルギー体は、そんなに良い波動のエネルギー体ではありません。
そのエネルギー体はとても思いが強く、自己主張があるので、自分自身を支配してしまう可能性もあります。
もし、見えないエネルギーを動かすなら、しっかり波動を引き上げて、欲のない状態で光のエネルギーを使用して動かしてみてください。
そうすると、目の前の小さなことを動かすよりも、はるかに大きい範囲で動く体験ができますよ^^