チャネリングは、呼ばれ方は違えど、古代から現代まで、見えない存在の言葉を伝える手段として使用されてきました。
チャネリングとは、いったいどういうことをするのでしょうか?
チャネリングとリーディング、そして降霊は、いったいどう違うのでしょうか?
チャネリングの意味や、その方法を知りたい人に向けて、注意点などを書いてみましたので、参考にされてください。
チャネリングとは? その意味と方法(やり方)
※この記事は、チャネリングを否定しているわけではありません。
チャネリングとは、見えない存在と交信をするために用いられてきた手段です。
チャネリングという方法が有名になったのは、ダリル・アンカがチャネリングしていた存在「バシャール」でしょうか。
この名前は、スピリチュアルをやっている方の中では、知っている人もいるかと思います。
簡単に言うと、
「何者かを自分の中に入れて、その何者かが言いたいことを自分の口から言葉として出す」
そんな感じのことですね^^
降霊とチャネリングの違い
チャネリングは、日本でいうところの降霊術と似ています。
降霊とは、何者かを自分に憑依させて、何者かの言葉を伝えることです。
降霊も、チャネリングも、同じシャーマニズム。
なのですが、チャネリングをする人の見解だと、
- チャネリングは、高次元のものを入れること
- 降霊は使者や幽霊、生霊をを入れること
であるので、降霊とチャネリングは違うということを言っておられるようです。
ですが、宇宙系は高い物差しで見ると、そんなに良い存在ばかりではないので、そういう者を自分の中に入れるのは少し微妙な感じはします。
チャネリングとリーディングの違い
色んな次元の、色んな目に見えない存在のエネルギーを言葉に変換するという意味では、チャネリングもリーディングも、同じことをやっています。
では、「チャネリングとリーディング、どこが違うの?」というと、
- チャネリングは、言葉の主体(物差し)が自分ではなく見えない存在にある
- リーディングは、言葉の主体(物差し)が自分にある
ということです。
チャネリングは、言葉の中心(物差し)が自分にあるわけではなく、言葉の中心(物差し)は体の中に入れた何者にあります。
つまり、見えない存在をそういう形で身体に入れ、相手の言いたいことを自分の中心にしますので、自分が無い状態です。
恐山のイタコや、沖縄のユタなどの、シャーマン系の人たちも、似たようなものです。同じようなものです。
リーディングは、自分を主体にした読み取り方をします。
つまり、自分の中を明け渡さず(降霊も憑依もしません)、自分の直感的な能力で、見えない存在のエネルギー読み取り、言葉に変換するのです。
この場合は、言葉の中心(物差し)が自分にある状態です。
チャネリングとリーディングの違いを簡単に説明するとこんな感じです。
チャネリングをやる上での注意点
上でも書きましたが、チャネリングは自分を明け渡し、相手の主張を中心(物差し)として言葉を出します。
そのため、訓練をおこなっていない人がチャネリングをおこなうと、言葉に出しているのが、自分の主張(物差し)なのだか、何者かの主張(物差し)なのだか、わからなくなることがあり、それが区別できないととても危険なのです。
そして、自分の中に入れたもの(降霊、または憑依で降ろしたもの)を身体から出す事が出来ないと、自分という入れ物を乗っ取られてしまう危険性があります。
なので、「できれば」ですが、チャネリングして、自分の中から出した後で一旦冷静になり、自分の物差しを最高地点まで引き上げ、
「あの存在はこう言っていたけど、本当なの?」
と、自分の中に構築した高い物差しで注意深く確認しなおすことをしましょう。
「NO!!」が言えないと、入れ物を乗っ取られる可能性も!
入れ物とは、肉体だけでなく、表層意識や潜在意識も含みます。
一旦、身体に降霊させた者を出す必要があるのですが、チャネリングを訓練していない人は、自分を乗っ取られる危険性があるようです。
自分を乗っ取られる危険性のある人の典型的なタイプは、実生活で「NO!!」が言えない人です。
実生活でしっかりと「NO!!」が言えない人は、見えない存在に対しても「NO!!」が言えません。
なので、スクールによっては、しっかりと「NO!!」と言うことを教えるそうです。
余談ですが、
当スクールのエネルギーワークでも、自分に対してコードを刺してくる者達や、良くない影響を与える者達から防御する方法や、しつこい相手に反撃や威嚇をする方法など、防衛力を上げる方法をしっかりとレクチャーしています。
そして、当スピリチュアルスクールでは、
「コードを刺されたり憑依されることなど、許してはいけない!」
「相手にコントロールされるなど、あってはならない。」
という考えでペンジュラムやエネルギーワークをレクチャーしています。
それくらい、スピリチュアルをやる上で「NO!!」を言うことは、大事なことなのです。
あなたは実際、そんなに簡単に人を受け入れられますか?
例えば、
見知らぬ人が、突然玄関のインターホンを押して
「私を受け入れてください。私の考えを全て受け入れて、それをあなたの口でみんなに伝えてください。」
と言ってきたらどうでしょう?
自分というものを無くして、すべて受け入れますか?
受け入れませんよね。
「お前は何を言っているんだ?帰れ!」
となりますよね。
心が広く、10歩ゆずったとして、
「お前の考えを一応聞いてはみるが、受け入れるかどうかは話しを聞いてから私が判断する」
と言うはずです。
でもこれが、友達や知り合い、もしくは色んな人達が認めている人だったら、対応が変わります。
でも、それだとしても、
「いや、あなたの言うこと全て受け入れろというのは、あまりに横暴ではないですか?」
となるのが普通です。
※これが普通でなく、自分で考えること無く受け入れてしまう場合が、洗脳(コントロール)された状態です。
自分を中心に持ってこないということは、こういう危険性が潜んでいます。
ですが、チャネリングを否定するつもりもありません。
- 「自分を中心にしっかり持つ!」
- 「見えない存在に自分を明け渡しても、自分を保てる!」
という意識でやるのであれば、もしかしたら、安全にチャネリングができるかもしれません。
※自分が自分で無くなることが気持ち悪いので、私はやりませんが^^;
チャネリングは、あくまでも一つの手段
チャネリングも、リーディングもそうですが、一つの手段なんですよね。
ペンデュラムも、リーディングをするための一つの手段です。
もちろん、エネルギーワークも一つの手段。
「じゃあ、何のためにそれを使うの?」という本来の目的に戻ってみると、やはり自分の意思というものが中心になるはずです。
人のため、誰かのため、そう思うことはすごく大事です。
大事なのですが、「私のためにお前財布の中身を全部よこせ」と言ってくるやつがいたら、防衛しますよね?
愛や平和を言葉を口に出すだけのスピリチュアルもよくありますが、平和を口に出すなら自分を明け渡すことなく、しっかり自分を持ってほしい。
愛や平和を口に出しているにも関わらず、人を支配しコントロールしようとする者達は、人間の中にも、見えない存在の中にも意外と多いんです。
そういったことを理解した上で、チャネリングをやりたいのであれば練習をしてみてください。